映画やドラマに出演するほか、ナレーションなど多方面で活躍する俳優・向井理。現在放送中のフジテレビ系ドラマ「10の秘密」で主役を演じるにあたり、自身の胸の内を週刊誌「週刊女性」のインタビューで明かした。
向井がシングルファザー役を務める本作は、娘を誘拐された白河圭太(向井)が、さまざまな人の“秘密”に翻弄される人間模様を描いた本格サスペンスドラマだ。キャストには女優・仲間由紀恵や俳優・渡部篤郎や佐野史郎など、豪華俳優陣が名を連ねている。
向井は過去に出演したフジテレビ系ドラマ「ハングリー!」での共演がきっかけで女優・国仲涼子と結婚。現在は2児の父親であり、子煩悩なエピソードをバラエティ番組で披露することもしばしば。今回、父親役を演じるに際し「いつかは知らない人と会っていたり、秘密を持つようになるのかなって思ったり」と自身の娘と役を重ね合わせてしまうこともあるそうだ。作品に対して真摯に向き合う彼だからこそ抱く思いに他ならない。
そんな向井は「家族に秘密や隠し事をしない」ことを断言。「嘘や隠し事はしないほうですね。僕、家に帰ったら、家族にその日にあったことを全部話すんですよ、聞かれてもいないのに(笑)」と話し、その発言からは、穏やかな家庭が垣間見られた。また、向井の誠実さぶりは渡部にも認められている。
昨年WOWOWプライムにて放送された「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」で共演を果たした2人。ドラマの舞台挨拶に登場した際に向井の印象を聞かれた渡部は「人としてとても誠実な方だなと思いました。俳優である前に、誠実な人間であることがとっても魅力的で、大事なことなんだなと学ばせてもらいました」とコメント。彼の真っすぐな誠実さに惚れ込んだ様子を見せた。
男性をも魅了する向井は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」にも出演が決定。大河ドラマへの出演は2011年に放送された「江 ~姫たちの戦国~」以来2度目だ。「麒麟がくる」で演じる足利義輝に対し「臆病な面も弱い面もあったはず。いろいろな面を表現することで見えてくるものがあればいいな」と意気込みを明かした。公私ともに誠実に生きる彼の今後の活躍に期待したい。