広瀬すず「人種差別」の標的に……ヴィトン写真に「コロナウィルス」最悪のネット攻撃

編集部

 今年1月より世界的ルイ・ヴィトンの公式アンバサダーに就任した女優の広瀬すずが同ブランドのインスタグラムに登場するも、欧米人から世界的に感染者が増加する「新型コロナウイルス」に関するコメントを多数付けられる事態になり、波紋を呼んでいる。

 1月31日に更新された同ブランドのインスタグラムには、ドレスを着用したスタイリッシュな広瀬の写真が掲載。しかし、コメント欄には欧米人とみられるユーザーから英語などで「コロナウイルスか?」といったような差別的な書き込みが続出。2月6日の現時点では、そういったコメントは閲覧できないようになっている。

 この事実を受け、ネットでは「広瀬すずちゃんがコロナウイルス扱いされてるのをヴィトンはなんで削除しないのかな」「小学生男子並みの低レベルなコメントだよね」「えっ
もうこんな状況になってるの? インスタにアジア人が出ただけで?」と驚きや怒り、ショックの声が相次いでいる状態だ。

 こういった欧米のコロナウイルスやアジア人に対する差別については、1月31日には、フランス・パリ在住の作家・辻仁成が自身のウェブマガジン「渡仏日記」にてフランスの新型コロナウイルスに対しての態度を率直に表現。

 フランスの空港で中国の団体客の横をスカーフで鼻と口を塞いでダッシュするCAがいたこと、自分の息子が風邪を引いて咳き込んでいると、クラスメイトが近づこうとしなかったことなどを綴り、「怖いのだから仕方がない」としつつも「この先、何ヵ月もこのような状態が続くと、パリ市内にも『中国人・アジア人出入り禁止』のような店が出てくるかもしれない」と指摘している。

 2月4日には、国連のグテレス事務総長が記者会見にて新型コロナウイルスの感染拡大に伴い一部の地域で中国やアジア出身者への差別が生じていることに「人種を理由にした差別や人権侵害を懸念している」と話すなど、問題視されている差別問題。今一度、みなが冷静になって視野を広く持つことを心がけなければいけないだろう。

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