3日、松本穂香が主演を務める「酔うと化け物になる父がつらい」の完成披露イベントが都内で行われた。
松本穂香をはじめ、渋川清彦、ともさかりえ、今泉佑唯、片桐健滋監督が登場。制作エピソードでは、松本の圧巻の演技でキャストや制作陣さえも号泣させてしまったという話題が挙がった。NHK朝ドラ「ひよっこ」でブレイクした松本だが、演技力の評価はうなぎ登り。3月6日から公開される同映画のヒットも間違いないだろう。
片桐は、松本が感情を最も露わにするシーンで「松本さんが芝居をしている最中にカメラマンの肩が揺れたんです。で、カットをかけたら、カメラマンが大号泣していた」と撮影秘話を語った。続けて、「『駄目ですわ。でも監督も泣いているじゃないですか』と言われ、後ろを振り返ったらメイクさんも泣いていた」と明かした。松本には、ファンだけではなく制作陣すらも惹きつけてしまう魅力があるという。
2018年から放送されているauのCM「意識高すぎ!高杉くん」シリーズでは可愛らしいキャラクターで世間から注目を集めた松本。これまでさまざまな映画・ドラマに出演してきた松本だが、代表作品はやはり2018年に放送されたTBS日曜劇場「この世界の片隅に」である。オーディションでは応募者約3,000人の中から主人公・すず役を勝ち取ったという有名な話もあるだけに、彼女の演技力は筋金入りだ。
そんな松本の演技力が存分に発揮された同映画は、試写会に足を運んだファンたちからすでに高評価を得ている。ネットでは、「ボロボロ泣きました。めっちゃ泣いた。ハンカチ必須」「号泣必至の原作をこれほどコミカルに仕上げるとは…松本穂香の演技が素晴らしい!」「松本穂香がとにかくすさまじかった」など、松本の演技力を絶賛する声が寄せられている。
マネージャーが同じことから“有村架純の妹分”というキャッチコピーで芸能界デビューした松本だったが、いまや有村に並ぶ演技派の若手女優として活躍しつつある。同映画のヒットとともに、女優界での松本の存在がさらに大きくなっていきそうだ。今後も彼女の活躍から目が離せない。