宮沢氷魚「禁断の恋」を熱演!藤原季節との同性カップルが尊すぎると話題に

編集部

 2人の青年の恋愛模様を描いた映画「his」の公開舞台挨拶に俳優の宮沢氷魚と藤原季節が出席した。LGBTを題材にした映画にもともと出たいと思っていたと明かす宮沢は、自身初主演映画となる。hisに出演したことに対して「ひとりでも多くの方が何かを感じとってくれたら」と笑顔でイベントを締めくくった。

 本作は“恋愛映画の旗手”と言われる監督・今泉力哉の最新作。主人公は、性的マイノリティであることを周囲に知られる恐怖から東京を離れ、田舎暮らしを始めるが、忘れられない元恋人が主人公の前に現れ、居候をすることになるといったストーリー。同性愛がテーマとなっている。

 主演を務めた宮沢はサンフランシスコ生まれの東京都育ち。自身がクォーターであるため、学生時代は周囲との溝が埋まらず苦悩したと過去のインタビューで語っている。本作はそんな自身の経験をもとに、苦しさや切なさ、葛藤をリアルに体現した傑作となっているのだろう。非常にセンシティブな役柄に挑戦するにあたり、共演した藤原に対して「プレッシャーを感じていた中で、心強かった」と彼の存在の大きさに感謝した。

 個性派俳優として知られる藤原は、過去の今泉作品「アイネクライネナハトムジーク」に出演するほか、現代社会に生きる若者の実情と葛藤を描いた「ケンとカズ」や「何者」、舞台に至るまで数々の出演実績がある若手役者の注目株だ。

 監督の今泉は26日、自身のSNSで舞台挨拶の感想を語り「ごほうびのような時間だった」と観客の反応に満足。同作を観た観客からは「この映画をきっかけに偏見がなくなれば」「涙が止まらない」「もう1回観に行きたい」と絶賛する声がSNS上で相次いだ。

 愛と葛藤が複雑に絡み合う繊細な役柄に初挑戦した宮沢と藤原。注目の若手俳優2人の実力が試されるとともに、飛躍のチャンスとなる今作は見物である。

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