ミルクボーイ「大阪愛炸裂」優勝後も“漫才は大阪”宣言!東京にかぶれない姿勢に称賛の声

編集部

 M-1チャンピオンとなったお笑いコンビ・ミルクボーイの勢いが止まらない。引っ張りだこの彼らだが、今後は在阪メディアの救世主にもなりそうだ。

 年末のM-1グランプリ2019で一夜にしてスターの仲間入りをしたミルクボーイだが、決勝前日、大阪のABCラジオでは特番「ミルクボーイのプロテインラジオ」が放送され話題となっていた。「トークも面白すぎ!」「ABCラジオは先見の明がある!」とリスナーからも大好評だったが、同局の山本晋也社長は新春社長会見で「実はあまり知らなかった」と正直に語った。M-1を見て「めちゃくちゃ面白かった。荒削りで勢いだけで勝ったのではなく、ネタづくりがしっかりしていた」と語り、彼らはなるべくしてチャンピオンになったと納得の様子だった。

 ラジオという媒体は、まだ知名度が低いタレントでも起用がしやすく、スター候補の発掘に一役買っている。しかし、特にM-1グランプリのような、一気にスターダムにのし上がるような番組で活躍したタレントは、すぐに東京進出を考える。実際に、銀シャリや霜降り明星は優勝するまで大阪で活動していたが、その後東京に拠点を移した。ミルクボーイもそうなるかと思った矢先に飛び込んできたのが、これからも大阪で漫才を続けるという嬉しい宣言だ。

 二人はそれぞれ、駒場が大阪、内海が兵庫ともともと関西出身。さらに、吉本興業が行う「あなたの街に“住みます”プロジェクト」では、「大阪市天王寺区住みます芸人」として地道な活動を続けていた。区民まつりや成人式など、さまざまなイベントに参加していたが、無名だった彼らの舞台に目を向ける人は少なかったと言う。今となっては贅沢な話だ。

 しかし「誰やねん」という視線さえ感じていた状況で、二人は「どんな行事も楽しかった」と振り返る。地元のおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、朝からホットケーキを食べたり、フォークダンスを踊ったり。しかも、優勝して有名になったことで「天王寺区やお世話になった方に、やっと恩返しができる」と言うから、頭が下がる。面白い上に、謙虚で、これでは応援しない理由がないほどだ。

 大阪を拠点にするという宣言に、大阪のラジオ局やテレビ局は諸手を挙げて喜んでいる。オファーが殺到することは間違いなく、4月の改編でレギュラー番組は急増するだろう。それまでは、ゲスト出演や特番で彼らを追っていくしかない。ABCラジオでは、18日と25日の午後9時30分から「土曜スペシャル ミルクボーイの煩悩のカタマリ」を放送予定だ。これからも彼らの活躍に期待しよう。

ミルクボーイ「大阪愛炸裂」優勝後も“漫才は大阪”宣言!東京にかぶれない姿勢に称賛の声のページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!