伊集院光、香川県「ゲーム利用時間制限条例」のレベルの低さに苦言

編集部

 13日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)において、香川県が高校生以下の子供を対象にゲームの利用時間を平日は60分、休日は90分に制限する条例制定を検討している話題が触れられた。

 伊集院はゲームは悪と見なしておきながら「同じ口でプログラミング教育とかやるんだよね」「ゲームっていっても何をもってゲームと言っているのかわからないと思う。たぶんブロック崩しだと思っている」と、そもそもの前提や認識が間違っているのではと指摘した。

 確かに、アクションゲームやパズルゲームならば、数分で終わるだろうが、RPGなどならば1時間はあっという間に過ぎてしまうだろう。

 伊集院は「何なのかねこの感じ。昔、ゲーム脳みたいな話がひとり歩きしていまだに、悪いことしちゃったりする人の家に、なになにってゲームがありましたって報じられるけど、それ300万本も売れてるんだけど。それドリカムのCDあっても言います?」と皮肉った。近年は「脳トレ」的なゲームも多く見られるが、それでも「ゲームをやると馬鹿になるっていうの?」と苦言を呈した。

 さらに伊集院は最近は解剖学者で脳に関する著作も多い養老孟司氏とよく会っているという。対談本を作る名目でさまざまな話を訊いている。養老氏は、学校の銅像として有名な二宮金次郎は「(当時は)勉強は役に立たないといわれながらも、奴は勉強中毒みたいなものだった」といった話を聞いて目からウロコが落ちたようだ。伊集院は「金次郎にとって勉強はDSみたいなものだった?」と話し笑いを誘っていた。

 伊集院はゲーム好きとして知られ、2013年に亡くなった有名ゲームクリエイターの飯野賢治氏とも親交があった。やはりゲーム好き芸人として、謎の条例には一言物申したかったのだろう。(文=相川ナロウ)

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