ナイツ「プチブレイク中」ゆるさとチョイ毒で目指すはNEXTサンドウィッチマン?

編集部

 お笑いコンビ「ナイツ」の存在感が増し続けている。正月に放送された8つのネタ番組のうち5番組に登場するなど、いまやお笑い番組に欠かすことのできない存在のナイツ。漫才協会の副会長・理事や“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ」の審査員を務めるなど業界でも“実力派”として認知されている。同時に視聴者からの人気も抜群で、方向性こそ異なるものの好感度の高さで有名な「サンドウィッチマン」の後を継ぐ存在とも言えるのではないだろうか。

 今年も正月番組で多くのお笑い番組が放送され、ナイツも元日から多くの番組でネタを披露。独特のテンポで繰り出される笑いとたまにチクリと風刺するほどよい毒で視聴者に初笑いを届けた。さらに正月のネタ番組には計147組のお笑い芸人が出場したが、ナイツはその中でも最多の5番組に出演。業界からの人気の高さが窺える。

 ナイツといえば「“ヤホー”で調べました」など、塙宣之(はなわのぶゆき)の言い間違えたボケに土屋伸之が的確にツッコむスタイルが有名だ。2人の実力は業界でも評価が高く、主に東京で活躍する漫才師の団体・漫才協会で塙が副会長、土屋が理事を務めている。さらにはM-1でも、出場者として2008年から3年連続で決勝に進出。一昨年からは、大会で優勝未経験ながら審査員にも抜擢されるなど、正統派漫才の代表格なのだ。

 さらにナイツは、情報誌「日経エンタテインメント!」やエンタメサイト「文春オンライン」が企画する「好きな芸人ランキング」でも毎回上位に入る好感度の高さも持ち合わせている。ネタ番組で漫才をすれば大爆笑。バラエティのフリートークも面白い。近年はMCとして番組を回す側の仕事も増加中という、“好感度高い芸人”の先輩・サンドウィッチマンに続けとばかりに、その勢いは衰える気配を見せない。

 昨年の“闇営業”問題など、時事ネタをタブー無く漫才に織り込むその姿勢は、視聴者からの信頼を得る要因のひとつだろう。ゆっくり淡々と。なのに毒は適度に吐く。そんなナイツの人気は、新年になっても加速していくはずだ。

 彼らのさらなる飛躍に、今後も注目していきたい。

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