5日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN系）において、ダチョウ倶楽部の上島竜兵をゲストに迎えた新年一発目の放送が行われた。
この番組は通常は生放送であるが、上島ゲスト回は年度末に収録が行われている。当然ながら『M-1グランプリ2019』（テレビ朝日系）の話題となった。
上島の感想としては「毎年みんな面白いと言うけど、今年は『レベルが違う』というのは確かに違った」と手応えを感じた。さらに新世代の芸人が多く出ているため「名前を知っているのはかまいたちと敗者復活の和牛くらい」だったようだ。ダチョウ倶楽部は、お笑いの世代区分的にはダウンタウンやウッチャンナンチャンなどの第3世代にくくられる。現在のお笑いシーンは第7世代とも言われているだけに、時の隔たりを感じているのかもしれない。
優勝したミルクボーイは面白かったのは当然ながら、上島は「あれがいまいちわからないんだよね。『おもしろ荘』に出ていた、ぱぺぽ……」と、ぺこばの名前を間違えて話し出すと、有吉は「鶴瓶上岡の『パペポTV』」と、懐かしの番組の名前を出してツッコみ、訂正することなく「ぱぺぽ」の名前が連呼された。
さらに『M-1』生放送中に起こった審査員の上沼恵美子による和牛への「公開ダメ出し」に関しては「ちょっと上沼さんの焦りを見ちゃった」と上島は述べた。毒舌で面白くしようとしたら「シーンとしちゃったから」と話し、上島自身も多くのアドリブ的な笑いを作り上げてきただけに、現場の空気感を繊細に感じたのかもしれない。
これには有吉も「ちょっと言ってウケないから、このまま怒っちゃおう」となったのではと背景を語った。有吉も毒舌芸を得意とした分、上沼側の気持ちを察したようだ。（文＝相川ナロウ）
