我が家が開設したYouTubeチャンネル「我が家・杉山の悪口を1000個いただくまで帰れない酒場」が21日に最後の動画をアップロードした。
この企画は『ロンドンハーツ』（テレビ朝日系）などで話題になった杉山裕之の酒癖の悪さから来る諸問題を、ワタナベエンターテイメントの先輩、後輩芸人が集い、徹底的に批判するものだ。これにより杉山に改心をうながす。もちろんノンアルコールである。
毎週土曜日に動画更新が行われ、杉山はクマムシの佐藤大樹からビンタされる、サンシャイン池崎作成によるネタ披露といったハプニングを経験してきた。最後に「ラスボス」として登場したのがハライチの岩井勇気であった。
夜の8時半に始まった収録は、この時点で深夜の3時半を過ぎており「7時間待ち」状態の岩井は不機嫌な状態で登場した。芸人間の馴れ合いのノリに岩井は不満を持ったようで「これで視聴数稼がなかったら、我が家やめますくらい言わないと」と、何かしらの覚悟が必要なのではと説いた。確かにカジサックことキングコングの梶原雄太が、1年間でチャンネル登録者数100万人に行かない場合は芸人引退を宣言したような試みは必要だったかもしれない。
さらに岩井はこの時点でシラフで「飲もうかと思ったけど、飲んだ勢いで言われていると思われたくない」とかなりガチンコの姿勢を見せ、杉山以外の我が家メンバー、特にリーダーの坪倉由幸に「（我が家を解散して）2人を切り捨てたみたいになるのがイヤなんでしょ」「芸人を軸足を置いているから役者をやれている」と語り、「現状を変えるには全額賭けないと人はついてこない」と批判した。
先輩芸人に対する不遜な態度に、坪倉は「キャラでやってるんだらやめろ」と本気で怒り出すハプニングも見られた。だが、場が締まりだし杉山も「これで変わらなかったら本当のクソ」と反省を見せていた。岩井の本気の言葉が杉山に届いたのか。引き続き注目であろう。（文＝相川ナロウ）
