15日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN系）において、アンジャッシュの児嶋一哉が出演した。番組ではいつものように「児嶋イジり」が展開されたが、最近の児嶋はバラエティ番組よりも俳優としての活躍が目立つ。2019年公開の映画作品でも『劇場版 おっさんずラブ:LOVE or DEAD』の荒井鉄平役、『仮面ライダー令和:ザ・ファースト・ジェネレーション』の福添准役などを熱演している。
有吉も「本当役者の仕事ばかりやっているよね」と印象を抱いているようだ。ただ有吉としては「そんな（演技が）うまいと思わない」とツッコむと、すかさず児嶋は「うまいんだよ」と返し笑いを誘っていた。
有吉は「お笑いの人はそんな下手な人は少ない。みんなコントとかやっているから」と素養があると語るも「児嶋さんだけはずば抜けてうまいとは思わないから」と述べた。
これには児嶋自身も「すばぬけてうまいとは思わないんだけど、多分邪魔しないんだよ。ちゃんとやってくれているんだと思う。変な個性も出さないし」と、自身のポジションを分析した。「芸人さんが呼ばれるパターンって、アクが強くてそれを期待されるパターンと、すっと物語に入れる人がいる」と話し、自分は後者に当てはまるのではないかと児嶋は考えているようだ。「児嶋さんのアクセントもほしいんだけど、ストーリーを邪魔せず演技してくれる」とも語っていた。
アンジャッシュは1994年デビュー、今年で芸歴25年を超えるベテランコンビである。『ボキャブラ天国』シリーズ（フジテレビ系）などで人気を博すも、「時間差コント」でブレークを果たすのは2000年をすぎてからでり苦労人コンビである。
長く芸能界にいるからこそ起用する演出側の意図をしっかりと理解した仕事が児嶋は出来ているゆえに、需要があり出演オファーが殺到しているのだろう。（文＝相川ナロウ）
