梅沢富美男「兄貴分」梅宮辰夫さんを悼む

編集部

 12日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)において、同日に81歳での訃報が伝えられた俳優の梅宮辰夫さんについて、梅沢富美男が語った。

 梅沢にとって梅宮さんは「一番尊敬する俳優さんでね。ずいぶん前だけど、山城新伍さんとやっていた番組で売れたくらいに呼んでくれて、その時からずっとかわいがってくれて」と、新人時代から公私ともにお世話になっている存在であると語った。

 梅沢は、当時梅宮さんから伝えられた印象深い言葉として「役者というのはみんなの憧れであって、そういう存在でなければいけない。だから、お前はこれからこぢんまりとするような生き方をしちゃダメだよ。役者を演じて生きて行かなきゃダメだぞ」と言われたという。それは、プライベートであっても同様なのだろう。梅沢は「俺にとっては憧れの人であり、目標にして梅宮先輩みたいになりたいと思っていたけど、なれない」と、69歳となった今でも遠い目標であると語った。

 梅宮さんは過去に梅沢の求めに応じて、この番組にもゲスト出演したことがある。これに対して「こんなくだらない番組にも出てくれて嬉しかった」と感慨を語った。さらに水曜日バーディーとしてレギュラー出演する梅宮さんの実娘である梅宮アンナのコメントも読み上げられ「父はテレビに出ることが何よりも生きがいで、そんな機会を与えてくれた皆様には感謝しかありません」と、梅宮さんのテレビ好きの側面も紹介された。

 晩年の梅宮さんは人工透析を行っており、体調も崩しがちだったという。ただ、最後まで弱った姿は見せたくない思いがあったようだ。

 梅宮さんが梅沢に伝えたように、最後まで俳優としてのふるまいを忘れなかかったと言えるだろう。(文=相川ナロウ)

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