『THE W』大赤字垂れ流し実態……日テレ疲弊も「2020年開催も決定的」なわけ

編集部

 女性お笑い芸人のナンバーワンを決めるコンテスト「女芸人No.1決定戦THE W(ザ・ダブリュー)」の決勝が12月9日に行われ、結成2年の新星「3時のヒロイン」が優勝を飾った。

「3時のヒロイン」は賞金1000万円と、副賞として日本テレビの「嵐にしやがれ」「踊る!さんま御殿!!」「沸騰ワード10」「笑ってコラえて!」「人生が変わる1分間の深イイ話」「満天☆青空レストラン」「行列のできる法律相談所」など10番組に出演できる権利を獲得した。

 大会は3回目。これまで同様、大会を全面バックアップしている日本テレビが決勝の模様を生中継したが平均視聴率は11・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまった。

「大会に有力な大スポンサーがいないため日テレが赤字を垂れ流しながら運営しています。6月からエントリーを募り、8月には1回戦を東京と大阪で数日間行い、さらに2回戦、準決勝を行うなど莫大な労力とカネがかかっています。

また箔をつけるために設定している1000万円という優勝賞金も運営側にとって大きな重荷になっています。その影響からベテランや大御所芸人であっても出演料は無し。そればかりか全出場者にエントリーフィーと呼ばれる参加費を支払わせているのが実態です」(芸能関係者)

 そのため毎年、存続が危ぶまれているというのだが来年2020年の開催もほぼ決定的となっているという。ナゼなのだろうか。

「お笑い系の某芸能事務所が芸人の立場向上と、スターを発掘したいという営業目的で日テレ側に強く開催を要請しているためです。日本テレビは赤字を出しているので、存続させたくないようですがこの芸能事務所との関係上、むげには断ることができず忖度。圧力に屈して渋々継続しています」(同)

 このご時世に性別を区切って大会を開催すること自体が「性差別」だと批判されているコンテスト。多くの問題を抱えているだけに、早く打ち切ったほうがいいのかもしれない。

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