12日放送の連続ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～（テレビ朝日系）」第9話に、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音がゲスト出演することが明らかになった。川谷自身とリンクする“人気ミュージシャン”役ということもあり、どのような演技を披露するのかファンの間では期待が高まっているようだ。
同ドラマは女優・米倉涼子主演で人気を集める人気シリーズ。今シリーズも毎回高視聴率を記録し、レギュラー出演陣のみならず回限定のゲスト俳優にも注目が集まっている。佳境に入ってきた第9話に登場するのが川谷で、ミュージシャンとしてのイメージが強いだけに、抜擢に驚いたドラマファンは多いはずだ。
しかし、役柄を聞いて納得だ。デビュー曲の再生回数9億回を誇る若きシンガー・ソングライター役で、VIP患者用の特別室に入院している、まさにスター。昇り龍が如くイケイケ感と、ミュージシャンとしてのカリスマ性が同居する稀有な存在・川谷を差し置いて、ハマるミュージシャンはそういないだろう。
実は川谷は演技の実績はバッチリ。2018年には「恋のツキ（テレビ東京）」、今年は「神ちゅーんず～鳴らせ！DTM女子～（テレビ朝日系）」といった深夜帯ドラマに出演済み。また、ゲスの極み乙女。の楽曲「もう切ないとは言わせない」「秘めない私」のMVでは、楽曲の世界感について演技を織り交ぜた振る舞いで表現しており、音楽やドラマといったジャンル関係なく、作り手の意図をくみ取り表現することはお手のものと言えるのではないか。
一流ドラマと一流ミュージシャンのセッションとなる今回のゲスト出演。昨今、竹原ピストルや在日ファンク・浜野謙太など、ミュージシャンながら俳優としても評価を高める者は多い。川谷も反響次第では、俳優業を本格化させる可能性も。
その指針となる12日の放送は、ファンのみならず見逃せないものになることだろう。
