『M-1グランプリ』放送日、今年はなぜ遅い?

編集部
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 12月に入りよりいっそうの注目を集めているのが『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系)であろう。12月4日には準決勝が行われ26組から決勝進出メンバーが選ばれる。決勝は12月22日に行われる。
 
『M-1』といえば例年、12月初旬に決勝戦が行われていた印象があるが今年はなぜ遅いのだろうか。
 
「『M-1グランプリ』は2001年にスタートした第1回は12月25日、第2回は29日放送でした。その後はクリスマス前後の放送日で、2010年の第10回まで続きます。2015年の復活語は12月の第一週に行われていましたが、今年は従来の日程に戻ったといえるでしょう」(業界関係者)
 
 今回の日程の後ろ倒しには同種の漫才コンテスト番組である『THE MANZAI2019』(フジテレビ系)を意識していると見ることもできるだろう。今年の放送日は12月8日であり、アンタッチャブルが10年ぶりにコンビ復活を遂げる。
 
「従来ならば『M-1』のあとに『THE MANZAI』が放送されていましたが、ガチンコ度の高い『M-1』に対し、アットホームな『THE MANZAI』と両者の空気感は違うため対比されやすい。より緊張感を出すために年度末まで『M-1』を引っ張るようにしたと見ることもできそうですね」(前出・同)
 
 実際、『M-1』の放送時間は従来は2時間半の150分の尺に収まっていたが、第13回では193分、昨年度の第14回では史上最長の206分、実に三時間半の長丁場となるなど伸び続けている。
 
 放送時間の拡大にともない審査員全員にコメントを振る丁寧な番組作りが可能になったメリットもあるが、「煽りVTRの長さ」に不満を示す声も多い。注目の賞レースであることには間違いないが「煽りすぎ」「引っ張りすぎ」で視聴者に飽きられないかは気になるところだ。(文=相川ナロウ)
 

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