「今年の『27時間テレビ』の敗因は、ダラダラとした放送内容をはじめ、72歳と高齢のたけしを総合司会に挑戦させる痛々しさや、64歳のさんまの恋愛トークに対する視聴者の興味のなさなど、挙げるとキリがない。特に村上の司会ぶりに『器じゃない』という声は多く、ネット上では石原取締役の発言で再び村上が袋叩き状態となっています」(記者)
番組廃止の危機に瀕している『27時間テレビ』だが、そもそも1987年の番組開始時
(当時は24時間放送)、日本テレビ系『24時間テレビ』へのアンチテーゼとしてスタート。第1回は総合司会をタモリと明石家さんま、進行を当時局アナだった逸見政孝アナウンサーが務め、タモリが「この番組はチャリティではありません」と言い放つなど、“アンチ日テレ”の旗色も鮮明だった。
「日テレの感動路線を茶化すという当初のバラエティ色は一掃され、“27時間”という枠組みだけが残っている状態。今となっては、意地になって番組を存続させる理由がないように思えます」(同)
これまで33回にわたり放送された『27時間テレビ』。34回目はあるのだろうか?