藤本美貴「先見の明アリ」“今更聞けない常識”を聞きたおすYouTubeスタート!キー局も雑学ブーム重要視?

編集部

 10月に開設されたタレント・藤本美貴のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」が注目を集めている。「会いたい人に会う“好奇心チャンネル”」と本人が語るように、毎回多様なジャンルの人物をゲストに招き、“意外と知らないけど、今更聞きにくい常識”を藤本が好奇心のままに質問していくスタイルが人気を博しているのだ。現在はテレビでも、滝沢カレンが様々な物事を教わる番組が始まるなど、教養系番組のトレンドが“雑学を知る”志向から“知らなかった常識をこっそり教わる”方向にシフトする気配を見せている。

 チャンネル開設のきっかけを、「ママ友との会話で『仮想通貨』とか『コンサル』って聞くけど、何のことか誰も教えてくれない。それを聞いちゃおうと」と、スポーツ新聞の取材で語った藤本。政治問題の易しい説明で定評のある池上彰の番組にも多数出演する藤本だが、「それでも私の知的レベルより高い」と心の内を明かし、藤本と同じ感想を持つ視聴者や藤本自身のため、さらに易しい内容での説明番組の開始を決めたようだ。

 そうした理由で始まった番組では、宣言通り藤本が好奇心の向くまま“常識とされていること”に対して聞きまくる。出演ゲストの顔ぶれも多彩で、元「モーニング娘。」の藤本の“後輩”にあたる現役のモー娘。メンバーや、2ちゃんねるの開設者・ひろゆき、“アイドルオタク”アイドル・末吉9太郎などが登場。高尚な内容だけでなく、大衆的な俗語も網羅していることも特徴のひとつだろう。

 2002年にスタートしたフジテレビの「トリビアの泉」で火が点いた雑学ブームは現在でも流行中だが、ここのところ、“知っていて優越感に浸れる雑学”だけでなく、“知らないと恥をかきかねない常識”を紹介する番組も登場してきた。藤本のチャンネル開設と同時期には、テレビ東京が「滝沢カレンが理解できれば、視聴者みんなが理解できる!」というコンセプトで「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」をスタートさせて話題となった。

「ママ友たちとの会話で知らずに恥ずかしい思いをしたくない」という、あまり表立って言えないママの需要を見事にカバーする藤本の番組は、これからさらに流行る可能性も十分考えられる。令和は“優越感”よりも“恥をかかない”ことが重要視される時代になるのかもしれない。

 時代を先取りした藤本の次なる行動には要注目だ。

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