サッカー界のレジェンドがJ1の舞台に帰ってくる。
24日、J2最終節となる横浜FC-愛媛FC戦が行われ、横浜FCが2-0で勝利。今年52歳のキングカズこと三浦知良が今季3試合目となる出場を果たし、チームにとって13年ぶりとなるJ1昇格に華を添えた。
三浦知良が、中村俊輔がJ1の舞台に再び帰ってくる。この日、勝てばJ1昇格が決まる横浜FCはスタメンの中村俊輔のゲームメイクから、PKを獲得して先制。後半早々に2点目を叩き込み、一気にゲームを決めた。
後半42分、三浦知良が今季3試合目となる出場を果たすとスタジアムは大歓声。最年長出場記録を52歳8か月29日に塗り替えて華を添えると、ゲームはそのままホイッスル。古豪・横浜FCが13年ぶりのJ1復帰を決めた。
「横浜FCは昨年、勝ち点で2位に並んだものの、得失点差で3位。その後のプレーオフで敗れ、惜しくもJ1昇格を逃していました。それだけに喜びもひとしおでしょうね」(サッカー記者)
今季のJ1復帰を誓ったチームだったが、シーズン前半から苦しい展開。5月にそれまで指揮を執っていたタバレス監督が解任され、下平隆宏監督がヘッドコーチから昇格してからじょじょに流れが変わった。
最後は5連勝でフィニッシュ。下平監督は「最高の気分」と喜びに浸りながらも「常々選手にはJ1昇格が目標ではなくて、J1定着が目標と話してきた」と兜の緒を締める。オールドファンにとっては、カズや俊輔の勇士が再びJ1の舞台で見られることを心待ちにしているに違いない。