17日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN系）において、合成麻薬である「MDMA」を所持していたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者の話題となった。
有吉は「田代さんに続いてってこと、ついにというか、ついにっていうのもおかしいけれどな」と話した。芸能関係者の薬物逮捕が続いていることに驚きの様子だった。尿検査の簡易判定では陰性が出ていることから「一進一退というか、情報が錯綜してますけれども、とりあえず尿検査は陰性だった」と話し、今後の展開は未知数である点も確認された。ただ有吉の口から思わず「ついに」と出てしまったのは、世間の沢尻容疑者に対するイメージを代弁しているとも言えそうだ。
沢尻容疑者が出演する来年度のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の撮影が進んでいたことに対しても「NHKも撮っていた、でもしょうがないよな」と、同情的な意見も向けた。有吉はさらに続けて「なんかしょうがないよ。っぽかったじゃん」と再び話し笑いを誘っていた。
アシスタントを務めたアルコ＆ピースの平子祐希も「意外性はない」とアシストを向けると、有吉は「さんざん噂もあったわけだろ。相当身辺調査もして大丈夫でって出しているわけだから」と、内偵が進んでいたことを指摘した。
沢尻容疑者の逮捕をめぐっては、安倍晋三首相の「桜を見る会」への一連の疑惑から目をそらすための煙幕、スケープゴートと見る声もネットにはある。ただ沢尻容疑者は、金曜の夜にクラブへ遊びに出かけて、土曜の早朝に自宅へ戻ってきたところを逮捕されている。そうして見ると、たまたまタイミングが重なっただけと見ることもできるだろう。
有吉もそうした慎重な見方を採用しているようだった。（文＝相川ナロウ）
