11日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』（TBSラジオ系）において、太田光がNHKでビートたけしに遭遇したエピソードが語られた。
太田は、家族を掘り下げる『ファミリーヒストリー』の仕事でNHKを訪れていた。この番組は綿密なリサーチをすることで知られ、2016年に亡くなった母親の同級生の証言などに、太田は驚いた様子だった。
すると、そこでビートたけしのマネージャーと遭遇し、これからたけしが来るという。ほかのスタッフとともに「お待ちしておりました」とたけしを迎えると驚かれたという。たけしは大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』関係の仕事で来たようだ。この番組においてたけしは、五代目古今亭志ん生役としてナレーション出演している。
太田はすかさず「高視聴率おめでとうございます」と言うと、たけしは「スタッフいんだからやめろよお前」と制されたようだ。太田はその時の様子を「まわりのスタッフとかムッとしてんだよ」と空気を読まない発言で場が凍りついたようだ。NHKのスタッフは生真面目で知られるため、笑いとして処理するといったこともできなかったのだろう。
周知の通り『いだてん』は、視聴率の低空飛行を続けており、史上最低の作品となるのは間違いない。原因のひとつとしてたけしのナレーションの滑舌が悪く何を言っているのかわからないといった指摘もある。ただ、太田は金栗四三を演じる中村勘九郎の演技を絶賛するなど、番組のファンであるが、あえて毒舌をぶつけたのだろう。
さらに太田はスベりっぱなしだった『FNS27時間テレビ』（フジテレビ系）のネットニュースで「戦犯は太田」と書かれていることに「戦犯はどう見てもたけしさんだろ」と話し笑いを誘っていた。（文＝相川ナロウ）
