JRAジャパンカップに外国馬が来ない理由。創設39年の歴史と、日本最大の国際レースの今

編集部
 記者曰く、そんな状況が生まれた最大の理由は、やはり日本馬のレベルアップにあるという。1981年の創設当初は外国馬が3年連続勝利。日本もディープインパクトと並ぶ歴史的名馬シンボリルドルフなどの活躍で2年連続勝利したが、その後はさらに外国馬が6連勝……世界との差は圧倒的だった。

 しかし、日本競馬の発展により、世界のとの差は確実に詰まった。そして、現在では日本特有の芝などによるホームアドバンテージもあって、外国馬がジャパンカップを勝つのは極めて難しい状況が生まれたというわけだ。

「現状、JRA(日本中央競馬会)にジャパンカップを廃止する意向はないようですが、国際レースとして、すでにその意義が失われつつあるだけに、何らかの転換が求められる時代になっています」(同)

 史上初の外国馬出走ゼロという状況を受け、多くの識者や競馬ファンから「枠割を終えた」と認識されたジャパンカップ。年末の有馬記念と並ぶ日本最高額の1着賞金3億円のビッグレースは、果たして今後どう変貌していくのだろうか。

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