山田邦子、全盛期の月収1億円を暴露、人間不信の過去も
編集部
山田はもともと素人参加番組などに出演しており、月に20万円ほどを稼いでいた。そこからビートたけし、明石家さんまらが出演する『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)のレギュラーに抜擢されるが、その時点ではまだフリーだった。番組の横澤彪プロデューサーから、たけしの所属する太田プロダクションを紹介され、最初の給料は20万円と提示されるも「自分でそれくらい稼いでいるから」と断るとすぐに30万円に値上げされたようだ。それほど牧歌的な時代だったのだろう。
さらに太田プロは給料の手渡しが慣例としてあるが、山田の全盛期の月収は1億円であり「大きな紙袋いっぱいに入るくらい。そのまま飲みに行くんだけど酔えない」と驚愕のエピソードを話し驚かれていた。それでも「私なんて中くらいよ。たけしさんなんかもっと」と、さらに稼いでいたエピソードも披露された。
さらに、当時たけしが共演者のさんまの給与明細を見て「1日の?」と訊ねたエピソードも登場。さんまの給与の低さを不憫に思ったたけしがスタッフに掛け合い、さんまがコントのアイデアなどを出す作業は本名の杉本高文名義で、放送作家の原稿料として加わるようにしていたという。それほど事務所によって給料の格差が違ったのだ。
山田の全盛期はレギュラー14本ほどあり、ほとんど寝ていないので記憶もなかった。さらに「マネージャーにちょっと言ったことが次の日には新聞や週刊誌に載ってしまう」生活に嫌気が差し、家のカーテンも開けられない人間不信とノイローゼに陥った過去も告白した。
山田は「唯一天下を取った女芸人」と言われるが、その立場ゆえの知られざる悩みもあったのだろう。(文=相川ナロウ)