『27時間テレビ』出演者高齢化で、オワコン化進む?

編集部

 11月2日から3日にかけて『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)が放送された。今年のテーマは来年度のオリンピックを意識した「にほんのスポーツは強いっ!」である。

 総合司会を務めるのは3年連続でタッグを組むビートたけしと関ジャニ∞の村上信五である。このコンビとなってからほぼ全編録画放送、教養バラエティ路線と番組内容が大きく変わったためコアなお笑いファンからは不満の声があがっていた。しかし今年は生放送パートが増え、久々のお笑い祭りの到来かと期待の声があがった。

 目玉の「さんまのお笑い向上委員会」には、闇営業問題で謹慎中の雨上がり決死隊の宮迫博之の相方である蛍原徹、同じく闇営業問題で謹慎し芸能活動復帰を果たしたザブングルの加藤歩、兼近大樹の過去の犯罪歴が明らかになったEXIT、夫人の木下優樹菜のタピオカ店に対するツイッターDM恫喝騒動に揺れるFUJIWARAの藤本敏史、ステマツイート騒動が湧き上がったミキの昴生、といった芸人が大集合した。
 
 さらに爆笑問題の太田光も出演し、場が引っ掻き回されるかと思われたが、それぞれの騒動が軽くイジられたぐらいであり、ネタが多すぎて拡散してしまった印象も否めない。注目の太田も番組後半には失速している様子だった。
 
 何よりビートたけしと明石家さんまという名タッグがありながらも、それほど盛り上がりを見せなかったのはやはり双方の老化もあるのではないだろうか。『27時間テレビ』の魅力は生放送と、若い芸人のパワーが相まって、その場では何が起こるかわからないハプニング性にある。これを72歳のビートたけしと、64歳の明石家さんまが生み出すのは無理があったのかもしれない。
 
『27時間テレビ』のオワコン感をかもしだしてしまった放送だと言えそうだ。(文=相川ナロウ)

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