張本勲「2位もビリも一緒」バレー日本代表disに「相変わらずの老害芸」

編集部

 元プロ野球選手で、現在は野球評論家やコメンテーターとして活躍する張本勲。以前から、その独自すぎる視点で行うコメントについて物議を醸してきた張本だが、またその言動が物議を醸しているという。

 張本は10月20日にTBS系列で放送された情報番組『サンデーモーニング』のスポーツコーナーに群馬県富岡市からバーチャル出演。元ラグビー日本代表の大畑大介とともに、先週起きたスポーツの話題についてそれぞれの視点からコメントを寄せた。この中で、15日に行われたカナダ戦を制して、28年ぶりにワールドカップで4位という好成績を収めたバレーボール日本代表の快挙を紹介。MCの関口宏が「強くなったんですよ」、大畑が「どの競技もやっぱり、来年のオリンピックに向けて本当に日の丸チームってすごく力を付けてますよね」とバレーボール日本代表を褒めたたえるようなコメントを残した。

 しかし、張本は「銅にね、なってもらいたかったね、3番目に」とコメントすると、続けて「私は2位、3位はあっぱれやれないんだけどね、3位になったらあっぱれやろうと思ってね。スポーツはもう、2位もビリも一緒だから」と、厳しい見方を表明。その後、「だけど強くなったね、楽しみだ」と今後に期待を寄せるようなコメントも寄せたものの、関口や大畑は苦笑。関口が「張本理論!」と発言したほか、大畑は「僕はまああっぱれで」と、十分賞賛に値するという意見を示した。

 この28年ぶりの偉業に水を差すようなコメントを残した張本に対して、ネット上では「何故わざわざこの人に意見を求めるの?」「言いたいことはわかるが、今は2019年だ」「老害じじい! 引っ込んでろ」と批判の声が殺到。中には「優勝以外は死も同然って羽生結弦言ってたな」と、アスリートの考え方としては自然なのではないかとする声もあるが、全体的に見ると張本の意見に違和感を覚えたという人が圧倒的に多いようだ。

「張本さんは野球人としてみれば、4年連続を含んだ首位打者7回はイチローさんと並ぶ日本記録ですし、3割8分3厘と一時期は日本記録となった打率、さらには現在も日本記録である3,085安打というとてつもない成績を残している人であることは確かです。こうした偉業は、もちろん才能もあるにせよ、トップでなければ意味がないんだ! というような苛烈なメンタルから生まれたものであり、現在もそういう哲学をお持ちだということでしょう。

とはいえ、やはり今回、4強へと進出したバレーボール日本代表にこうした哲学を強いるのはさすがに酷ではないかと思いますね。張本さんは度々こうした発言を行っていて、6月にも今年日ハムに入団し、初勝利を挙げた吉田輝星選手に『斎藤佑樹みたいになってほしくない』と辛口のコメントを出すなどして、やはり物議を醸しました。本人としては奮起を促す意図で言っているのかもしれませんが、こうしたコメントに反感を持つ人はどうしても多くなりますから」(スポーツ誌編集)

 今回の発言も、自身が持つ勝者のメンタルゆえということか。もちろん、それによって張本自身の偉業が色あせることはないのだが、コメンテーターとして視聴者の心を掴む能力に関しては、野球ほど得意でないことだけは確かなようだ。

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