20日、プロ野球日本シリーズ・ソフトバンク‐巨人の第2戦が行われ、6-3でソフトバンクが連勝。これでソフトバンクは、2011年の日本シリーズで敗れたのを最後に本拠地・福岡ヤフオク!ドームで14連勝。8年越しの不敗神話は、この日も健在だった。
「ソフトバンクは、これで2011年の中日の最終戦から、14年阪神、15年ヤクルト、17年DeNA、18年広島、そして19年巨人と本拠地14連勝。サッカーなどと比べて、ホームアドバンテージがそこまで大きくない野球で、この記録は神懸かっていますね」(記者)
「伝説」の始まりとなった2011年の中日戦は、3勝3敗で迎えた大一番だった。
ソフトバンクは、この試合を総力戦で制して日本一を達成。日本シリーズこそ4勝3敗だったが、ソフトバンク投手陣は中日打線を7試合で.155、34安打、9得点、ホームラン2本に抑える力投。これらは7試合の記録としては最低記録となった。
さらに扇の要としてチームを牽引していた谷繁元信に至っては23打数無安打。これも記録となった。
「2011年はチームがソフトバンクとなってから、初の日本シリーズで初優勝。ここから5回の日本シリーズ進出で、すべて日本一になっています。本拠地であれだけ負けなければ、当然の結果かもしれませんが、やはり凄い記録だと思います」(別の記者)
また、この年のソフトバンクはリーグ優勝に加え、交流戦、クライマックスシリーズも優勝。しかも、パ・リーグだけでなく、セ・リーグの全球団にも勝ち越す「11球団完全優勝」を決めた。
「伝説」の始まりとなった2011年の最終戦は、まさにソフトバンク黄金期の幕開けを告げたような1戦だった。