ラグビーW杯「台風」試合中止の何故? 海外メディア「恥ずべき決断によって傷つけられた」の裏に“たらい回し”の実情
編集部
また、日本が13日に対戦するスコットランドのスコッツマン紙は「ラグビーW杯の高潔さは、恥ずべき決断によって傷つけられた」と痛烈な見出しで、今回の決定を批判。
「大会組織は、今直面している万が一の事態を予測できた。だが、対応計画を作り上げていなかった」と一刀両断にしている。
「安全面を考えれば仕方のない決断ですが、サッカーなど他の競技を見渡してもW杯の試合が中止になるのは前代未聞。
ネット上のファンからもSNSなどを通じて『どこかで代替え開催できなかったのか』『順延すればいいのに』など、今回の試合中止を残念に思う声が相次いでいます。このようなアクシデントが起きてしまったのは、日本にとって初のラグビーW杯開催ということもありますが、それ以上に日本におけるラグビーW杯の認知度の低さが起因しているのではないでしょうか」(記者)
今、日本代表の快進撃によって空前の盛り上がりを見せているラグビー。しかし、すでに日本に浸透しているプロ野球やサッカーといったメジャー競技に比べれば、まだまだその認知は低いと述べざるを得ない。
実際、今回の試合中止に関して「代替え開催」の声は多く上がっていた。だが、そもそも予定されていた従来の試合会場の確保でさえ四苦八苦した経緯があるようだ。