7日深夜放送の『東京ポッド許可局』(TBSラジオ系)において、6日に86歳で亡くなった元プロ野球選手の金田正一さんについて語られた。
マキタスポーツは「カネやん亡くなったね。ひとつの時代が終わった感じがするね」と、しみじみと故人を悼んだ。プチ鹿島は、金田さんの息子のコメントとして「死んだ本人が一番驚いていると思う。人生100年時代。うちのおやじはあと14年は生きると思ってました」とコメントを紹介し、スタジオは笑いに包まれていた。さらに、8月初旬に入院するも持ち直し、そのあとはステーキも食べていたエピソードを鹿島が紹介すると、マキタは「力道山的だね。どこか」と、ワイルドなライフスタイルに驚きの様子だった。
さらに金田さんについて語られる前人未到の400勝投手の成績についても鹿島は「負け数も298敗」と独自の視点から迫り、サンキュータツオが「そこまでマウンドに立てない」と、圧倒的な体力であったと示した。マキタは「稼働の仕方がブラックでしょ。今で言えば」と連日のように登板していた金田さんを今風の言葉で評した。
鹿島は続けて、金田さんが現役時代に対戦する相手チームのマッサージルームへ乗り込み、ライバルであった村山実の顔を見ると「これアカンわ」と、直前に自分の先発を変えさせていたといった牧歌的な時代の豪快なエピソードも紹介し「今、名球会入りたいって頑張ってるけど、それ作った人だから」と、レジェンドぶりを紹介し、マキタも「基準もワシの半分でええ。200勝で」とかぶせた。
さらに鹿島は、金田さんが不定期に出演していた『サンデー・モーニング』(TBS系)でも「あの張本勲さんが、カネやんが来ると大人しくなっていた。大沢親分も亡くなり、重しがなくなってしまった」と語った。
『東京ポッド許可局』は昭和の匂いのする「オヤジジャーナル」的な話題を好むが、まさにそうした話題であったといえるだろう。(文=相川ナロウ)