阪神「盗塁王」近本VSヤクルト「主砲」村上! 歴史的ハイレベル「セ新人王争い」の行方

編集部

 5日からはクライマックスシリーズが開幕するが、ポストシーズンを迎え、注目が高まってくるのが各カテゴリーにおけるタイトルの行方だ。

 打率や打点、防御率や勝利数といったタイトルは一目瞭然だが、今年は特にセ・リーグにおける新人王争いが「歴史的ハイレベル」として高い注目を集めている。

 一騎打ちといわれているのが、野手の阪神の近本光司と、ヤクルトの村上宗隆。ともに140試合以上に出場し、チームの主力として活躍した。

 打撃の「インパクト」でいえば村上に一日の長がある。チーム1位の本塁打36本、2位の打点96はそれぞれセ・リーグ3位。高卒2年目でこの成績は驚異と述べる他ないが、打率では.231と規定打席到達者で最下位と課題が残った。

 一方、打率で.271と大きく村上をリードしたのが近本だ。シーズンでは1番を主に打ったこともあり、159安打は1958年の巨人・長嶋茂雄を抜いてセ・リーグ新人記録。NPB歴代でも2位と歴史に名を残している。そして、何よりも36盗塁で盗塁王を獲得し、チームに大きく貢献した実績は大きい。

 ただし、肝心な出塁率となると.313の近本に対して、村上が.332と逆転。近本の倍以上となる79の四死球は、他球団も認める強打者の証だ。

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