『M-1』みそぎ出場のスリムクラブ、芸歴に疑問の声

編集部

 反社会勢力への闇営業を行っていたとして所属の吉本興業から謹慎処分を受けていたスリムクラブが、謹慎明けのみそぎとして『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系)の予選に出場し話題となっている。安定の貫禄で1回戦を突破した。

 だがネット上では「スリムクラブってまだ出られんのか?」「M-1の場ってみそぎになるのか」といった疑問の声が並ぶ。『M-1グランプリ』は、2001年のスタート時にはコンビ結成10年以内が出場基準であったが、途中5年間の休止期間を挟んだため、現在は15年以内に拡大されている。

「スリムクラブは、琉球大学の先輩後輩として知り合いお笑い活動を開始。当初はコントを主体とした芸風で沖縄でローカルタレント的な活動もしていました。その後、2003年に東京へ進出し、2005年に正式にコンビ結成とされていますので、15年ルールには当てはまるといえるでしょう。ただ、それ以前から実質的なコンビ歴もあるので、疑問を覚える声があるのも確かでしょう」(芸能関係者)

『M-1』のコンビ歴は、解散し別の人間と組んだ場合は、リセットされる。ただ、昨年度にラストイヤーとして出場し、大会後の「暴言騒動」が話題となったスーパーマラドーナは2003年にマラドーナとして結成するも、2007年に解散し、2008年にスーパーマラドーナとして再結成している。前コンビ歴や休止歴を含めて15年としていた。こうした例と見ればスリムクラブの曖昧さが目立つ。

「芸歴のスタートをどこに置くかは、爆笑問題の太田光とぜんじろうの間で芸歴論争が起こったように意見が分かれるところですね。最終的には自分たちがどう定義し、それが世間にどう受け入れられるかという話になるでしょう」(前出・同)

 NSC誕生以前には、東野幸治と木村祐一のように芸歴が数ヶ月しか違わないといったケースもある。かなりややこしいトピックなのは実情であろう。(文=相川ナロウ)

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