さまぁ〜ず三村マサカズ「○○かよ」ツッコミ誕生秘話は?

編集部

 1日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に、さまぁ〜ずの三村マサカズが出演した。この日は、事前に相手を知らされないサシ飲み企画が放送され、三村は霜降り明星の粗品と対面した。

 両者はともに個性派のツッコミワードセンスの持ち主として知られる。粗品は言い切りフレーズ、三村は「○○かよ!」といった状況ツッコミで知られる。三村らから粗品へ「あのツッコミはなんで生まれたの?」と質問が向けられると「『M-1グランプリ』を勝ち抜くために個性がいるなと思った」と戦略的に作られたと語られた。

 さらに、三村の「○○かよ」というツッコミは、もともと同世代の関東の芸人が普通に使っていたフレーズだったようだ。三村の相方である大竹一樹はもちろん、爆笑問題の田中裕二なども使っていた。ただ、いつの間にか三村のものとなってしまい、田中から「俺が使いづらいじゃねぇかよ」と苦言を呈されたこともあるという。田中といえば、今では山口もえと再婚した柔和なパパといったイメージがあるが、もともとは芸人仲間を束ねる兄貴肌の人物である。田中の意外な一面が見えたといえるだろう。

 さらに、三村ら同年代の芸人にとって、圧倒的な影響力があったのはダウンタウンだったようだ。「89年ごろにダウンタウンさんが大阪からやってきて、ボケツッコミがはっきりと分かれていたので、それを意識するようになった」とも語っていた。日本のお笑いシーンは、ダウンタウン以前と以降ではっきりと変わったといわれるが、それを裏付ける証言ともいえそうだ。

 三村は20代でプチブレークを果たすも、その後は低迷が続いていた。その間は「細かいチャンスを影でバットを振りながら待っていた」と例え、現在の再ブレークは相方の大竹が高校の同級生のため「その関係で素に近い部分でやっていたらうまく回っていった」とも話していた。隠れた苦労人のアツい話が多く聞ける放送であった。(文=相川ナロウ)

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