伊集院光、ワイドショーの増税前「大喜利」に皮肉

編集部

 9月30日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)において、消費税増税を目前に控えての夕方の各局ワイドショーで取り上げられた内容が「大喜利状態」であると語られた。

 伊集院は「微妙な盲点というか、レアケースをほじくるのが楽しくなっちゃってるんだろうね」と話し「冷静に考えて深夜のラジオでギャグで言うなら別ですよ。レジで『お家に持ち帰って食べます』と8%で払って、自動ドアの6歩くらいまでに、『やっぱり店内で食べたい』となったらどうなるかとか、本気で言ってるんだよ、ニュースキャスターの人が」と話した。これは食品に対して適用される軽減税率であり、テイクアウトの持ち帰りの場合は8%、店内で食べる場合は10%となる。

 それを説明したイラストが普通の主婦や会社員になっているが伊集院は「そんなやつ何人該当する?」と話し、イガグリ頭のデブではねければ説得力がないのではとも考えているようだ。

 そのほか、コンビニでレジを打っている間に日付が変わってしまった場合はどうなるかといった話題が取り上げられていた。この場合は最初に商品をスキャンした段階の時間が適用されるようだが、これにも「そんなにいる?」と不思議がっていた。

 結果的に「変な大喜利みたいな、意地悪クイズみたいなのに、ものすごい時間を割いているから、消費増税はいかがものかとか、軽減税率とかを、ややこしくしたおかげでその対策で金使っちゃってるとか、割とニュースっぽい問題はナシになってる。全然報道されない感じどうなの」と苦言を呈していた。

 先日の「煽り運転」問題などにも顕著だが、何かが報道されると、すべてひとつの方向に揺れてしまう昨今のワイドショーの現状を、伊集院の言葉は見事に皮肉っていたといえそうだ。(文=相川ナロウ)

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