どぶろっく「NG無視」侵した最大のタブーとは

編集部

 21日放送の『キングオブコント2019』(TBS系)で、どぶろっくが優勝し話題となっている。この番組は新人の台頭が話題となるが、芸歴も十分にあるどぶろっくの優勝は、ベテラン芸人の面目躍如といったところだろう。

 どぶろっくの所属事務所である浅井企画の先輩芸人であるキャイ~ンの天野ひろゆきは、22日更新のオフィシャルブログにおいて「元来、欽ちゃんの事務所で、下ネタをやること自体御法度なのに、彼らはそれを貫いた彼らなりに、ちゃんと腹にいちもつを持っていたのだろう」と祝福している。

 天野の言葉は、どぶろっくに対する最大の賛辞であるとともに、彼らの侵したタブーを露わにしているともいえるだろう。

「浅井企画は、欽ちゃんこと萩本欽一と坂上二郎のコント55号のマネジメントをはじめつために立ち上げられた事務所です。欽ちゃんは、師匠である東八郎の教えを守り『下ネタはタブー』という考え方の持ち主です。これは、人間は疲れていると下ネタに走るといったいわれがあるためです。この教えを守り、関根勤や小堺一機も下ネタに走らない芸人として活躍してきました。彼らに続くキャイ~ンほか、浅井企画の若手芸人もこの教えを守っているといえるでしょう。『昭和のサラリーマン』を演じきるイワイガワのジョニ男や、一発逆の固まりながら下ネタと無縁の流れ星のちゅうえいなどは代表的ですね」(芸能関係者)

 そうなると、どぶろっくの下ネタは目立って見えるのは確かだろう。ただし、彼らの場合は、ライトな下ネタかつ、「歌のうまさ」もきわだっている。

 天野は新人時代、相方のウド鈴木の天然ボケ要素は欽ちゃんから高く評価されるも、天野は「お前は売れない」と言われ、努力を重ねた芸人でもある。悔しさを跳ね返した体験があるからこそ、どぶろっくにも共感するものがあるのかもしれない。(文=相川ナロウ)

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