KOC制覇のどぶろっく、隠れた苦労人?

編集部

 21日放送の『キングオブコント2019』(TBS系)において、どぶろっくが優勝を果たした。得意の下ネタ込みの歌ネタである。

「どぶろっくは、小学校から大学まで同級生として過ごした珍しい経歴のコンビです。当初は役者志望で上京し、のちにお笑いに転向します。コンビ結成は2004年の26歳ですから、かなり遅いスタートといえますね。さらにコンビ結成から2年後に一度解散しており、再結成は29歳になります。実質的ここからが芸歴のスタートといえるでしょう」(芸能関係者)

 どぶろっくは、2000年代後半のいわゆるネタ番組ブームに乗って『あらびき団』(同)、『エンタの神様』(日本テレビ系)などに出演するなど新人時代から露出は比較的多かったといえる。だが、決定的なブレークには至れなかった。その理由は何であったのか。

「やはり、ハードな下ネタというのが、老若男女に受け入れられる必要のあるお茶の間的なキャラクターにハマらなかったといえるでしょう。さらに2013年には『もしかしてだけど』でCDデビューを果たすなど、ひな壇芸人というよりは、作詞作曲もできて、歌のうまいクリエイティブ肌の芸人といった扱いをされていました。実際にゆずやMr.Children、小田和正などプロのミュージシャンが彼らの楽曲センスを評価しました。

2014年には江口直人が、カミツキガメを無許可で飼育していたとして書類送検される不祥事も起こしています。器用すぎてテレビでは扱いづらいづらく、バッドタイミングで不祥事も起こしてしまい、ブレークの流れに乗れなかったといえます」(前出・同)

 それでも、持ち前の器用さを生かしての営業仕事は多く、食い詰めることはなかったようだが、「テレビで見ない芸人」であったのは確かだろう。今回の出場はケンドーコバヤシにうながされてのものだともいう。どぶろっくの再ブレークに期待したいところだ。(文=相川ナロウ)

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