小泉進次郎環境大臣17日、福島県を訪問し、福島第一原発事故で発生した除染廃棄物の最終処分問題について言及。その発言が「さっぱり何を言っているかわからない」と話題だ。
中間貯蔵施設に搬入された汚染土は、2045年3月までに県外の最終処分場に輩出されることが決まっているが、記者から「最終処分場の検討が進んでいない。現状や見通しについて意見を聞きたい」との質問が飛ぶと、小泉大臣は「私は福島県民との約束だと思ってます。その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」と回答。
ぼんやりとした発言に、同記者が「具体的に何か」と突っ込むと、今度は「私の中で30年後ってことを考えたときに、30年後の自分は何歳かなと、あの発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられれば、その30年後の約束を守れるかどうかというそこの節目を、私は見届けることができる可能性のある政治家だと思います。だからこそ責任を果たせる責任もあると思う」と力説した。
ネット上では、「え? どういうこと?」「ここまで何か言ってそうで何も言ってないのは、逆にすごい」「30年後に自分が何歳か計算しただけ?」「ちょっと何言ってるかわからない。サンドウィッチマンのネタかよ!」といった声が相次いでいる。
産経新聞が16日に発表した世論調査によると、「最も活躍を期待する閣僚」として48.9%が支持。また、17日の朝日新聞でも、次の自民党総裁に相応しい政治家として22%が名を挙げ、トップだった。
発言の薄っぺらさだけでなく、国会においても「具体的には何もしていない」と指摘されて久しい小泉大臣。今後も真剣な表情で意味のないコメントを繰り返す姿が注目されそうだ。