野性爆弾くっきー「吉本興業独立」現実味?NY展覧会で自作アート“1100万円落札”

編集部

 お笑いコンビ「野性爆弾」のくっきー!は10日、25日から都内で開催されるアートイベントの発表会に出席し、くっきー!らしい“ギリギリ”のボケを連発して会場を沸かせた。

 今年4月にはアメリカ・ニューヨークで行われたイベントで、自身の作品5点が総額およそ1,100万円で売れるなどアーティストとしても活躍を続けているだけに、現在様々な問題が噴出している吉本興業からの独立も現実味を帯びてきている。

 くっきー!は10日、アートコンペティション「ART START UP 100」開催記念記者発表会に出席。今年4月の「Artexpo New York」において作品が約1,100万円で売れたことに言及し、「売れた、と聞いたときは歓喜でした」と感想を述べるものの、その売上金額がいまだ吉本から入ってきていないことを明かした。さらに「(絵が数億円で売れるのなら)アーティストのほうがいい。芸人はしんどい」と、本音をこぼした。

 くっきー!といえば、独特の世界観を持った芸風が特徴だ。下ネタや不謹慎ネタを多用するお笑いネタでブレイクすると、近年はその世界観のままに絵画を描くなどアーティストとしても活躍している。2017年からは個展「超くっきーランド」が日本各地で催されており、台湾や中国でも開催されたことでさらに注目を浴びている。くっきー!はまさに“芸人”と“アーティスト”、二足のわらじを履く売れっ子芸人なのだ。

 アーティストとしても才能を発揮するくっきー!だが、過去には吉本からの“独立”を匂わせる発言もしている。昨年4月放送の日本テレビ「一周回って知らない話」に出演した際には、会社とのギャラの取り分に不満を持ったくっきー!が「1年前くらい。個人事務所作ったろって」と独立に向けて動いていたと発言。「1週間後に会社にバレて失敗した」というオチをつけたが、アーティストの才能を世界的に評価され、お笑いに頼らない生き方もできるであろうくっきー!ならば、独立して諸々のしがらみから開放されることを望む可能性もゼロではない。

 くっきー!のお笑いセンスを高く評価する先輩芸人も多く、実際にくっきー!が芸人からアーティストに転向するとなれば引き止める声も少なくないはずだ。しかし絵が売れた4月と違うのは、吉本が現在事務所を再編中なこと。不満の残るかたちでの決着が見えてきた場合、アーティストに重心を置いた独立も考えてもいいのではないだろうか。

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