5日に発表された関ジャニ∞・錦戸亮の「グループ脱退」、そして「ジャニーズ事務所の退所」という衝撃ニュース。9月末という短期間での離脱にファンは悲しみと驚きを隠せず、ワイドショーのトップニュースとして扱われる現状が、芸能界への影響の大きさを物語っている。
ジャニーズ事務所にとってもまた然り、アーティストとしても役者としてもエース級の錦戸離脱の穴は大きい・・・、と思いきやそうでもなさそうだ。その背景には、スター性を上回るトラブルメーカーとしての一面が考えられている。
錦戸の危なっかしい人間性を物語る逸話といえば、昨年4月の俳優・瑛太による“馬乗りボコボコ事件”だ。恵比寿の会員制ラウンジで、酔っていたとはいえ錦戸は瑛太に対して中指をピン立て。これに激昂した瑛太が錦戸に制裁を加えたとされる報道は芸能界に『錦戸=やんちゃ』というイメージを定着させた。「西郷どん(NHK総合)」や「ラスト・フレンズ(フジテレビ系)」で共演した仲とはいえ、越えてはならない一線に土足で踏みいる神経では同情の余地なしだ。
暴力沙汰以外にも、2014年には元KAT-TUN・赤西仁との“六本木夜遊び”、そして“一般人とのトラブル沙汰”が報じられる。当時は赤西が目立つ存在だったものの、現在の錦戸を見ると“その気質”があったと思わざるを得ない。
気になるのは錦戸の今後の活躍ぶりだが、トラブルメーカー気質の一面がどう左右するかにかかっている。今までのトラブル沙汰が大々的に報じられなかったのは、マスコミが事務所に配慮した結果という考え方もできる。
しかし、独立すれば錦戸を守る盾がなくなる。いままで公にならなかった火種、そして新たなトラブルが、メディアを賑わせてしまうかもしれない。育ての親・ジャニーズ事務所は、錦戸のソングライティング能力は高く評価している。その才能をトラブルで台無しにしては、事務所への恩返しどころではなくなってしまうだろう。