『報ステ』チーフPセクハラ更迭報道に「陰謀論」?

編集部

『報ステ』こと『報道ステーション』(テレビ朝日系)に激震が走った。番組の男性チーフプロデューサーが、度重なるセクハラ行為で更迭されたというのだ。

 3日に『週刊現代』(日刊現代)のウェブサイトである「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じたもので、女子アナを含む数十人の女性社員にセクハラ行為が行われたという。この報道をめぐってネット上ではさまざまな陰謀論がうずまいている。

「『報ステ』って自称リベラル番組だけど、実際はこんなもんだよね」といったあきれた声が聞かれる。だが、問題のプロデューサーは、他の番組から移動してきており、『報ステ』で安倍政権への批判を行わないように忖度した報道を行っていた人物だという。

 だとすれば逆の見方もできそうだ。実際にネット上では「以前の『報ステ』に戻すために失脚させられた?」といった声もある。だが、どちらにせよ陰謀論の類だといえるだろう。

「今のネット上では、なんでも二極化しているといえますね。特に政治をめぐってはさまざまな陰謀論が生まれやすいですね。2018年に大竹まことの長女が大麻取締法違反で逮捕されると、政権に批判なスタンスで知られる『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送)を打ち切りにするための策略なのではといった話がネット上で生まれました。実際はまったく関係ないといえるでしょう。番組も打ち切りになってはいません」(業界関係者)

 該当の人物が、きわめて問題のある素行を繰り返す人物であった。これが事実である。だが、名のある立場ならば社会的な責任も帯びる。何より、番組のチーフプロデューサーという立場を利用してのセクハラはより悪質度が高いといえるだろう。テレビ業界そのものの浄化作用も今後は求められそうだ。(文=相川ナロウ)

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