ソフトバンク・王貞治、ついに「老害化」?星稜・奥川ブレイクを“予言”でドヤ顔

編集部

 “予言”なら、もっと大きなことを言ってもらいたい。

 22日に石川代表・星稜と大阪代表・履正社の決勝戦が行われ、履正社の初優勝で幕を閉じた第101回全国高校野球選手権大会。プロ注目の星稜・奥川恭伸投手は決勝で敗れるも、その快投が話題となり“奥川フィーバー”を巻き起こした。そしてそのフィーバーを、ソフトバンク・王貞治球団会長が「4ヶ月前から“予言”していた」というのだ。

 “夏の甲子園”では惜しくも優勝を逃した奥川だったが、その完成度は野球ファンから「今すぐプロの先発ローテに入れる」と言われるほど。3回戦の智弁和歌山戦では、一人で14回を投げきり3安打23奪三振と、猛打の智弁和歌山打線を完璧に封じ込める圧巻のピッチングを魅せた。さらに準決勝が行われていた20日にはU-18日本代表が発表され、奥川も日本代表として今月30日から韓国で始まるU-18ワールドカップへの参加が決まっている。

 ソフトバンク・王会長はそんな奥川の素質を、4月の段階から高く評価し「夕刊フジ」に語っていたのだという。さらに当時、U-18日本代表の紅白戦で高校野球史上最速の163km/hを記録した大船渡の佐々木朗希投手が注目の的だったが、「体力面などで“未完成”」であると評し、その時点での評価を「奥川>佐々木」と明かした。結果、佐々木は怪我のリスクを考慮した、賛否の分かれる“決勝の登板回避”で県予選敗退。対する奥川は県予選決勝の完投勝利で弾みをつけて甲子園の舞台で躍動し、王会長の言葉通りの結果となった。

 しかし、佐々木はポテンシャルの高さを秘めているもののまだ身体の線が細く“未完成”であることはスカウトや野球解説者らも多々言及しており、野球ファンにとっては周知の事実だ。そこを懸念するコメントはさほど新鮮味は無いだろう。さらに奥川にしても昨年の“春のセンバツ”から4大会連続で甲子園に出場しており、その素質・完成度は早くから注目されていたため“高評価も当然”という空気だ。つまり「奥川>佐々木」という評価は、“本命”とまではいかないが2番人気と言っていいメジャーな予想なのだ。

 少なくない数の野球ファンが思っていることをコメントして“予言”というほどドヤ顔をされても、聞いている側も「あ、そうですか・・・」となるだけだ。これではもはや“球界の御意見番”として、毎週周囲から煙たがられるコメントを連発している張本勲と同レベル。やはり親友は似てきてしまうのか。今後の王会長のコメントが今から気になってしまう。

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