「自分の最後の打席になるかもしれないから」
阪神・鳥谷敬選手の去就が、いよいよ注目されている。25日、神宮球場で行われた阪神×ヤクルト戦。9回1死、5－1と敗色濃厚の中、代打で出場した鳥谷選手が、今期16本目のヒットを放った。
阪神にとっては、これが今季の神宮最終戦。試合後、『デイリースポーツ』の取材に応じた鳥谷選手は「神宮どころか、自分の最後の打席になるかもしれないから。そういう意味では、いい打席でした」とコメント。この日が119試合目、シーズン終盤に差し掛かり、自身の進退に関しても覚悟を固めている印象だ。
「野球を続けるか、辞めなきゃいけないか、大事な１年になる」
5年契約の最終年。今季は自身の選手生命を懸けて挑んだシーズンだった。しかし、現状は76打数16安打の打率.211、0本塁打、0打点。自己ワーストだった昨年の成績を大きく下回っている。矢野燿大監督による若手主体の起用方針に、ベンチを温める日々が続いている状況だ。
鳥谷選手から「自分が最後の打席になるかも」という発言が飛び出すのも当然か。ネット上のファンからは、早くも「引退」の文字が飛び交っている。
