工藤静香「疑惑の絵画入選」……賞ゲットが“あんまりすごくない”理由

編集部
工藤静香「疑惑の絵画入選」……賞ゲットがあんまりすごくない理由の画像1工藤静香公式インスタグラム
 
 女優の工藤静香インスタグラムに自作の絵画を投稿し話題となっている。21日の投稿で「気持ちいいブルーの絵が欲しくて描いたものです」「ブルーを見ると少し涼しくなれるかな?」と、絵文字付きで投稿した。海底を泳ぐウミガメが描かれている。
 
 工藤といえば、日本の美術家団体のひとつである二科会が主催する二科展に連続して入選し「絵がうまい芸能人」の一人として知られている。1990年から連続で入選し、2010年には特選にも選ばれた。2017年からは二科会の会友ともなっている。これだけ見ると、名誉のように見えるが実態は異なるようだ。
 
 2018年の103回では、絵画部は2479点に対し、694人が入選している。入選率は約28%である。およそ3人に1人は入選している計算になる。こうして見ると、決して狭き門でもないように見える。さらに二科展と芸能人をめぐっては特別な事情もあるようだ。
 
「はっきりとしたことはわかりませんが、二科展には芸能人や著名人枠があるといわれていますね。名前のある人間が入選した場合には、宣伝効果もありますからね。そもそも、入選率を見てもわかるとおり、賞のハードル自体がそれほど高くないものです。過去の二科展の芸能人入選者は、押切もえ、五月みどり、雪村いづみ、青島幸男などがあげられます。デザイン部門では元乃木坂46の若月佑美や、欅坂46の佐藤詩織も入選しています」(業界関係者)
 
 それでも、工藤の場合は20年以上、連続で入選している。何より入選をするためには毎年新作を描かなければならない。短い時間で描き上げられるようなものではないだけに、継続的な努力は必要となるわけで、そこは評価できるかもしれない。(文=相川ナロウ)
 

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