ZARD「自殺説」広まったワケ。「事故死」が歪曲された”迅速対応”とは

編集部
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 ♪負けないで、もう少し、最後まで、走り抜けて~

 いうまでもなく、ZARDの大ヒット曲『負けないで』である。夏の風物詩『24時間テレビ』(日本テレビ系)内のチャリティーマラソンでは、ゴール直前に出演者たちが大合唱することが定番となっているなっている。

 今年も、24・25日に放送されるが、2007年に死去したZARDのボーカリスト・坂井泉水さんのドキュメントブック『永遠~君と僕の間に~』の発売が秋に控えていることもあり、番組内でも坂井さんの半生が大きく取り上げられるのではと見られている。

「6枚目のシングルであった『負けないで』のヒット後は、ほとんどマスメディアに登場せず、ライブもほとんど行っておらず、その素顔はファンにもほとんど知られないまま伝説となった坂井さんの“肉声”ともいうべき創作メモが、今回、初公開されるとあって注目度は高く、すでに書店や通販サイトには予約が殺到しているといいます」(音楽関係者)

 そんな坂井さん、その死もどこかミステリアスであった。

「まずガンで闘病中であったことが驚きでしたし、さらに入院中の転落死という最期がショッキングすぎて、ファンの悲しみを大きくしました。しかも、この死が自殺と報じられファンの心はさらにかき乱されてしまいました」(ワイドショー関係者)

 東京・信濃町の慶応大学病院の敷地内であおむけに横たわっている坂井さんが発見されたのは、5月26日の早朝だった。直ちに集中治療室に運ばれたが、すでに意識はなく、翌27日に静かに息を引き取ったという。

 所属事務所はすぐに公式ウェブ上に、坂井さんが、06年6月に子宮頸がんを患い摘出手術を受けていたこと。そして07年4月に肺転移が認められ再入院し抗がん剤治療を続けていたことを発表。そして、散歩ができるまでに回復し、秋の復帰を目指していた坂井さんが、5月26日の早朝散歩からの帰りに階段の踊り場のスロープから足を滑らせて転倒。後頭部を強打したことが、直接の死因であることを発表した。

 ところが、この事務所の迅速な対応が、坂井さんの死をあらぬ方向へとミスリードすることとなってしまったのだ。

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