浜崎あゆみ暴露本、企画は「安室奈美恵引退」に対抗か

編集部

 浜崎あゆみがエイベックス・松浦勝人会長との交際を初告白した自伝的小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)。著者であるノンフィクションライターの小松成美氏は、出版のいきさつについて「(デビュー20周年という)大きな節目の年にあたり、さまざまな思いを形にしたいと思っていた。また平成から新しい時代に入るにあたり、これからも歌い続けていくと、ステージに立ち続けていくということの覚悟の表明を何かの形でしたいと思った。それを浜崎さんと松浦さんで話し合っていく中で、過去の思い出をいま知っていただくことで、そうした決意を伝えることができたらと思ったそうです」と語っているが、ファンからは依然として「なぜこのタイミングで暴露本!?」と疑問の声は多い。

「企画が持ち上がったのは、あゆがデビュー20周年を迎えた昨年。小説の冒頭も昨秋の描写から始まっています。昨年といえば、世の中は“安室ちゃんフィーバー”が続いていた。長年比べられてきたあゆと安室(奈美恵)ですが、最高にクールなタイミングで引退する安室に対し、あゆには『落ち目なのに、いつまでやるの?』『安室ちゃんを見習ってほしい』などと辛らつな声が相次いでいました」(あゆウォッチャー)

 安室は40歳の誕生日を迎えた2017年9月に芸能界引退を発表。引退する18年9月16日まで、チケット入手困難と言われたラストツアーをはじめ、最後の『NHK紅白歌合戦』出場や、航空会社とタイアップした「AMURO
JET」が空を飛ぶなど、世間を賑わす話題は尽きなかった。

「昨年のあゆは今よりかなり太っていましたし、安室ちゃんフィーバーのせいで、どうしてもあゆには落ち目感が目立ってしまった。あゆはせっかくの20周年だというのに、話題を安室にかっさらわれてしまったんです」(同)

『M 愛すべき人がいて』の印象的なシーンに、松浦氏が現在の浜崎に「あゆ、これからも変わらず歌えよ、な」「あゆには、歌うことしかできないから」と歌手活動の継続を促す場面がある。浜崎はこれに、「あゆね……今だから歌える歌を、届けていきたい。いろんな経験をしてきた今だからこそ、歌える歌があると思っているから」などと、歌い続ける理由を語っている。

「あゆが同書で伝えたいのは、あゆのサクセスストーリーや恋の話ではなく、“引退しない理由”なんだと思います。『こんなにも愛したマサが歌えって言うから』という“言い訳本”と解釈すると、安室引退の年に企画した本として納得がいきます」(同)

「あゆの本心が知れてよかった」「曲の世界観が壊された」などと賛否両論を巻き起こしている『M 愛すべき人がいて』。自伝的小説や暴露本ではなく、安室引退に対抗した“言い訳本”と捉えると、出版したタイミングに合点がいくようだ。

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