伊集院光、あのドッキリ企画は封印?

編集部

 5日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)において、世間を騒がせている吉本興業の闇営業問題から派生して、テレビ番組の名物企画の話になった。

 この日の放送では「さようなら平成あるあるカルタ」コーナーにおいて「テレビのドッキリ番組で若手芸人が営業へ行ってみたらヤクザの宴会場だった」といったネタが取り上げられた。ある世代以上にとっては、おなじみの企画といえるだろう。

 ヤクザの宴会場で酒を無理やり飲まされる、ネタがつまらないとして詰められる、対立する組織が乗り込んできて抗争がはじまる、といったさまざまなパターンがあるものの、若手芸人が狼狽するのはお約束のパターンである。

 伊集院は「ここでの立ちふるまいがすべて見られている。よろしくやっちゃったりすると」それはそれで問題になるだろうとし、あくまでもドッキリ企画では仕事の一貫として行っているという形なので「闇営業じゃないけど、(実質的に)闇営業のシュミレーションになってしまうから、二度と行われないやつですね」と断言した。

 営業先がヤクザだった、といったドッキリネタは、いわば公然の秘密として行われていた芸人の闇営業ネタをソフトに解釈したものだといえるだろう。もちろんベタすぎるため『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のように「ベタなドッキリにどこまで乗っかるか」といった応用パターンも生まれている。

 ただ、伊集院が指摘する通り、どのような形であれ、このネタをやれば吉本興業の闇営業問題を想起せざるを得ない。結果的に、さまざまな方面に配慮した結果「今後二度と行われることはない」といえる。テレビから名物企画が消えてしまうのは寂しいものでもあろう。(文=相川ナロウ)

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