ビートたけし、吉本興業の騒動を「哀れ」と酷評 若手のギャラ不満は松本人志の映画失敗が原因?
お笑い芸人のビートたけしが、29日発売の『週刊ポスト』(小学館)内で、吉本興業の一連の騒動について緊急直言。
12ページの誌面を割き、雨上がり決死隊・宮迫博之らの闇営業問題が発覚した時点から現在までを総括した。
「同誌に連載コーナー『21世紀毒談』をもつたけしは、闇営業問題が発覚した当初から、『ギャラを貰ってない』と主張する宮迫に対して懐疑的でした。結果、ウソだと発覚したため、『イライラが止まらなかった』とコメントし、芸人として本来は道化に徹しなければならないハズが、20日の会見では号泣したため、『哀れ』や『惨め』と酷評。さらに芸人を、“猿回しの猿”と表現し、その猿を飼い馴らせなかった岡本昭彦社長を『間抜け』と言いたい放題ですが、ネット上では、『言い得て妙』『当事者たちはこれを読んで深く反省すべき』などと賛同の声が集まったようです」(芸能関係者)
また、一連の騒動の中で持ち上がった、“ギャラ配分の安さ”についても言及したたけしは、不遇とされる若手芸人の肩を持つ一方、ダウンタウン・松本人志の過去の失敗をチクリと批判した。
「吉本と所属タレントのギャラ配分は9対1と報じられていますが、たけしは『それすら怪しい』と訝り、『待遇まで猿扱いじゃたまらない』と、“猿回しの猿”の話に絡めて非難。その一方、『松本がやってる映画で赤字を垂れ流してもおとがめなし。そりゃあ面白くないのもいるだろう』と、億単位の赤字をつくったといわれる松本の映画製作の失敗を揶揄しました。松本はこの時に大崎会長に尻拭いしてもらったことを恩義に感じ、今回の騒動では擁護派に回ったと指摘する声もあり、その赤字分が若手芸人のギャラから補填されたとなれば、不満が噴出するのももっともといえるでしょう」(同)
松本は今回の騒動が決着しない場合、後輩を引き連れて独立することも示唆しているが、若手芸人たちの怒りの矛先が実際には松本へも向けられているならば、従う者はわずかという事態にもなりかねない。