「だからおもろないねん」西の女帝・上沼恵美子が宮迫・亮を擁護する芸人たちを一刀両断

編集部

 21日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演したタレントの上沼恵美子が、「雨上がり決死隊」宮迫博之と「ロンドンブーツ12号」田村亮の謝罪会見に言及。2人をかばう仲間の姿勢を「だからいまの芸人はおもろないねん」と持論を展開した。

 現在の芸人を「ライバルを蹴落としてトップを狙ってやろう」という野心が無いから面白くない、と切り捨てた“西の女帝”の発言が世間の注目を集めている。

 上沼は21日、上沼・高田のクギズケ!に、落語家の月亭方正とお笑いコンビ「FUJIWARA」藤本敏史・原西孝幸とともに出演した。番組内で上沼に、前日開かれた宮迫・亮の謝罪会見の感想を問われた3人は、「僕の知ってる宮迫じゃなかった」「売れてない頃から苦楽をともにしてきたから心痛かった」「以前は『芸能界やめる』と言っていたが、続ける意思があってよかった」など、口々に同じ事務所の仲間を思いやる発言を述べた。

 しかしそんな仲間意識の強い3人に対し、厳しい時代のお笑い業界を生き抜いてきた“女帝”が厳しい口調で喝を入れた。「ライバル違うの?『スッとしたわ。消えるし』と思わなかった?」と、芸能界を“いす取りゲーム”の世界だと表現し、自身も漫才をしていた頃には「上が消えてくれたらいいのに」とライバルの自滅を願っていたと明かした。さらに「だからいまの芸人はおもろないねん。1つ頭でいようと思わないから」として、常にトップを狙うハングリーな存在がいない業界の現状を嘆いた。

 この発言は、ネット上でも賛否両論だ。「上沼は感覚が古い」といった、上沼の“老害化”を指摘する意見や、「ライバルの自滅で席を取ったって面白くなれるわけじゃない」など、空いた席に座るだけでは芸人は成長できない、と自滅を願う姿勢への批判も見られた。一方で「ある意味正論」「一番芸人らしい発言だよな」と上沼の“芸人論”を称える声も少なくない。「ライバルを蹴落とすようなハングリー精神溢れる芸人がいないから、その時代を代表するようなスター性のある芸人が誕生しない」という上沼の意見に同意するユーザーも現れた。

 上沼といえば、2018年の「M-1グランプリ」の採点を巡って、「とろサーモン」久保田かずのぶや「スーパーマラドーナ」武智(たけち)ら、40代手前の中堅芸人がSNSで暴言を放った騒動も記憶に新しい。彼らとの一件もあって、女帝としても“今どきの”芸人たちに物申さずにはいられなかったのだろうか。

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