闇営業問題で注目、吉本興業で唯一の給料芸人は?

編集部
 吉本興業の所属芸人の闇営業問題は泥沼化の様相を呈している。当事者である雨上がり決死隊の宮迫博之と、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が20日に自ら会見を開き、これを受けダウンタウンの松本人志が吉本興業の上層部に同日夜に直談判し、21日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)が急きょ生放送に差し替えとなった。22日には吉本興業の岡本昭彦社長の会見も行われ、宮迫と亮への処分撤回が明言された。ただいぜんとして自体は流動的だ。
 一連の騒動で注目されたのが、闇営業をしなければ生活していけない吉本興業の大多数の芸人の困窮事情である。吉本は、芸人の給料は完全歩合制であり、取り分が会社9、芸人1ともいわれるシビアな会社である。なおかつ多数抱える自前の劇場に出演したとしても出演料が数百円といったことも少なくない。さらにきちっと1割の源泉徴収のなされるので100円の場合は、手取りは90円しかない。給料は銀行振込であり、明細は郵送されてくる。これでは振込手数料や明細の郵送料の方が高いだろう。
 そうした完全歩合制を貫く吉本芸人の中で、唯一の給料芸人がいることはあまり知られていない。
「ジパング上陸大作戦のチャド・マレーンですね。オーストラリア出身で留学生として来日し、日本の芸能に興味があったことからぼんちおさむに弟子入りします。関西弁で日本語を覚えたため、ダウンタウンの松本人志からは『大阪ラリア人』とも呼ばれています。ただ一生懸命に日本語を覚えすぎたために『カタコトの方がウケていた』悩みも抱えてしまったようです」(芸能関係者)
 そんなチャドは吉本唯一の給料芸人となったのにも外国人という立場が関係している。
「チャドは興行ビザで日本に滞在しており、年収が200万円以下となってしまうと、ビザの更新に支障が出るそうです。そのため会社を交渉し、給料制となりました。ただ芸人仕事以外にも、英語ができることから、ネット番組の同時通訳などの仕事にかりだされているそうです」(前出・同)
 会社としてはとことん使い倒したいのだろう。ただ吉本芸人は6000人ほどいるといわれ、すべての芸人にチャドのような便宜を図るわけにはいかなさそうだ。(文=相川ナロウ)

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