18日、京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオで「煙が上がっている。『助けて』という声が聞こえる」という110番があった。
現場には消防車など約30台が出動、消火活動をし、けが人は少なくとも38人で、うち10人はけがの程度が重く、1人が死亡という大惨事に見舞われている。
京都府警によると、40代の男がガソリンのような液体をまいて火をつけたとの情報があり、すでに身柄を確保。府警の調べに「自分が火を放った」と話したという。
白昼に起きた有名アニメ会社の凄惨な悲劇。ネットやSNSでもこの話題で持ち切りの状況であり、「京アニ」の影響力の高さと事件の衝撃度が感じられる。
「京アニ」は「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「けいおん!」など社会現象にもなったアニメ作品を数多く制作。作画等の評価も高く、非常にファンが多い。
それだけに今回の事件に対し「なんでこんなことに」「京アニに恨みがあったのか」「けが人の方々の回復を祈ります」と驚愕と心配の声が殺到している状況だ。
「コアなファンも多いだけに『犯人許さない』『アニメファンを敵に回す行為』『こんなテロを起こすなんて』と怒りの声も後を絶ちません。まだ男は『確保』の段階で逮捕には至っておらず、名前も出ていませんが、すでに『特定作業』が起こっている状況です。今後細かな情報が割り出されるのは確実でしょう」(記者)
今はまず、けがをされた方々の回復と、事件の全容解明を祈りたい。