本当だとしたらまさかの大スクープである。
9日にジャニーズ事務所のジャニー喜多川の死が発表されて以降、芸能界各所から様々な追悼の言葉が寄せられている。生前のジャニー氏と親交があった黒柳徹子も10日、所属事務所を通じてコメントを発表しジャニー氏を偲ぶ心の内を綴った。そのコメントの中でも、「私とジャニーさんが結婚するという怪文書が出回り、それ以来ジャニーさんを“旦那さん”と呼ぶようになった」と述べた内容が注目を集めている。
黒柳は10日、ジャニー氏の訃報を受けて事務所を通じて追悼コメントを発表。1960年代のNHK「夢であいましょう」でジャニーズのタレントと共演して以来、約60年の付き合いであることを明かした。さらにジャニー氏を“旦那さん”と呼び尊敬の対象であったことを伝え、そのきっかけは「あらゆる芸能事務所に『私とジャニーさんが結婚する』という怪文書FAXが出回った」からだとも振り返っていた。
黒柳徹子といえば、1976年から続くテレビ朝日「徹子の部屋」の司会を務め、「同一司会者によるトーク番組最多放送世界記録」としてギネスにも認定される、言わばテレビ史における“歴史の生き証人”だ。落ち着いたその風格もあいまって、1986年から出演を続けるTBS「世界ふしぎ発見!」でも、同じ回答者の野々村真から「この時代生きてたんじゃ?」とイジられるのも定番の流れとなっている。
“歴史の生き証人”としてそんな“怪物”じみた扱いをされることも少なくない黒柳だが、ジャニー氏の年令は現在85歳の黒柳よりも2つ年上で近年までプロデュースの第一線にいた“さらなる怪物”だ。“怪物”黒柳とその上を行くジャニー氏について、11日のTBS「ビビット」に出演した「TOKIO」の国分太一も、“怪文書”のことに触れながら「実際に結婚してたんじゃないですかね。二人とも怪物。お似合いです」と感想を述べている。
思いがけない黒柳の“自分語り”で浮かび上がった、黒柳とジャニー氏の関係。本当に結婚していたのかは不明だが、そんな冗談も言えるほど親しかったことは間違いないだろう。もしこの2人の間に子どもができていたら、とてつもなく個性的な人間が生まれたのではないだろうか。