ジャニー喜多川氏に学ぶ、清掃員目線のプロデュース力~滝沢秀明に受け継がれるジャニーズ帝王学~
編集部
(3)卓越したカテゴライズ力
ジャニー氏はタレントの特性を嗅ぎ分け、カテゴライズする能力も卓越していたようで、A.B.C-Zの河合郁人が先月20日放送のバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にゲスト出演した際、「王子様、司会、天然、兄貴分、オンリーワン」の5つのキャラクターに振り分けて育成することを明かした。王子様キャラが嵐の松本潤、オンリーワンが木村拓哉など、河合が挙げた例が的を射ていたため、ジャニー氏のプロデューサーとしての嗅覚の鋭さがネット上でも話題になった。
(4)タレントに愛される父性力
一代で巨大な帝国を築き上げた要因は他にもあるのだろうが、何よりも秀でていたのはタレントを親身になって愛する父性力だったのではないか。先月18日に自宅で倒れ入院して以降、教え子たちがひっきりなしに見舞いに訪れ、昔話に花を咲かせたという。社長と所属タレントという垣根を越えて築いた厚い信頼関係が、大きなエネルギーを生み出す源になったのではないだろうか。
Jr.の育成に関しては今後、“ジャニーズ帝王学”を受け継いだ滝沢氏が一手に担うと目されるが、その手腕に注目しつつ、ジャニー氏には改めて哀悼の意を表したい。