庵野秀明監督の「ヱヴァンゲリオン新劇場版」4部作の4作目となる2020年公開予定の映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の冒頭約10分間を公開する“世界同時上映”が6日、国内外の世界9会場で開催された。都内・日比谷の会場では、2012年の3作目以降続編を待ち望んでいたファンおよそ1,300人が詰めかけ、上映される映像に見入っていた。

 この上映は、フランス・パリで行われているJAPAN EXPOのステージ「Yoko TAKAHASHI×EVANGELION STAGE」を、日本国内6会場を含む世界各地にリアルタイムで中継したもの。“エヴァ”といえば、90年代にテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送されると、その作り込まれた設定や世界観が熱狂的なファンを生み、社会現象とも呼べるほどの人気を博した。
 さらに2007年からは4部作からなるアニメ版のリメイク映画がスタートするなどファン層をさらに拡大し、放送開始から20年以上経った今でもその人気は衰える気配が無いことを、今回のイベントで証明したかたちだ。

 アニメ映画といえば、興行収入300億円を超え歴代興行収入トップの「千と千尋の神隠し」を生み出した宮崎駿のスタジオジブリや、2016年に公開された「君の名は。」で大ブームを引き起こした新海誠(しんかいまこと)などがトレンドとなっている。
 対して庵野は、2016年に公開されたゴジラシリーズ「シン・ゴジラ」の制作にあたっていたこともあり、エヴァの存在が忘れられがちになっていた面も否定はできないだろう。

 しかし2006年に文化庁の行ったアンケート「日本のメディア芸術100選」では、エヴァは「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」などのジブリ作品を抑えて堂々の一位に輝いている。また、新海作品に代表される儚く切ないストーリーの作品がもてはやされている現代だからこそ、独特の世界観で人の内面を描く庵野のエヴァが新鮮さも合わせてヒットする可能性も大いにあるだろう。

 今月19日には新海の新作「天気の子」が公開され、ジブリも宮崎が新作をつくっているといい、どちらも世間からの注目度も高い。だが8年のブランクを超越し、現代のトレンドを吹き飛ばすほどの力を、シン・エヴァンゲリオン劇場版が持っているだろう。2020年はエヴァの逆襲の年になることは間違いない。

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