5日、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」の“やらせ”問題について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は「放送倫理違反に当たる」との見解をみせた。
さらに番組のMCを務める「ウッチャンナンチャン」内村光良は“降板”の意思を示している、と東スポWebが報じている。共演者に優しいことで知られる内村がこれほどまでの態度を見せるのには、番組スタッフに相当な問題があるのではないか。
東スポWebは番組の事情通の声として、内村が「自分がタレントとして、芸人として、また、一人の人間として納得できる対応策が示されなければ10月いっぱいでイッテQを降板する」と明かしたそうだ。「あんな厳しい表情をした内村さんを見るのは初めて」と語る事情通。内村が降板となれば、番組存続も危ういのではという声も上がっている。
今年6月には「フォーリンラブ」のバービーが番組のロケでダンスを披露中に左足アキレス腱を断裂。5月にも「ANZEN漫才」みやぞんがインドでロケ中に足首を骨折するなど、レギュラー陣の相次ぐケガについても、内村は「これ以上、仲間を傷つけないでほしい。危険なロケなら俺にやらせろ」と泣きながら番組幹部に直談判。番組のリーダー的存在として仲間思いの漢気を見せた一幕もあったという。
日本テレビとしても人気番組のイッテQ!が終了となれば致命傷。放送倫理検証委員会の見解に対し、番組幹部を緊急招集し、対応策について口頭で説明させるなど、迅速な対応をみせた。